発達障害という言葉を耳にすることがあっても、「障害者」とひとくくりにしていないでしょうか。

発達障害を持って生まれてきても一人ひとりには個性があります。

この記事で、ほんの少しでも発達障害について知ってくだされば幸いです。

発達障害の主な種類

自閉スペクトラム症（ASD）

他者とのコミュニケーションが苦手です。同じ行動を繰り返すのも特徴的です。

注意欠如多動症（ADHD）

注意力の欠如があり、常に落ち着きがありません。

学習障害（LD）

読字障害や書字障害といった読み書きに障害があります。

チック症

突然大声を出したり、まばたきや首振りなどの動作を繰り返すのが特徴です。

また、この種類を広い概念でみた障害として「広汎性発達障害」があります。ここでは、この広汎という種類についてご紹介します。

どの発達障害も、生まれつきの脳の異常が原因と考えられています。広汎性の場合には神経発達障害にあたり、コミュニケーション能力が低く、独自のこだわりに強くとらわれるために社会生活が困難になりやすい特徴を持っています。

広汎性は、自閉症スペクトラム障害（ASD、アスペルガー障害）、注意欠如多動性障害（ADHD）、学習障害（LD）を合わせた種類です。

ほかにも、呼び方はさまざまにあり、症状が比較的軽い方の場合、軽度発達障害と呼ぶこともあります。

私たちよりもアクティブやネガティブになる行動や言動に走りがちです。しかし、本人は自分が障害者であるとは思っていません。ただ個性豊かだと思っています。

私たちにできることは、発達障害について少しでも理解することや、少しでも接点を持つことです。ぜひ、障害者として見るだけでなく関心を寄せていただきたいと思います。